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たった数分間のために平日の最終回の上映を観に行くとは、贅沢の極みではないか

子供たちにとっても親にとっても長いようで短かった1年が終り、新しい学年を迎えようとする3月に家族で「ドラえもん」の映画を観に行くようになってから、早いものでもう5年ほど経つ。その間、子供たちは色々な意味で成長して、親を喜ばせてくれたり、はらはらさせられたりした。この先いつまで一緒に「ドラえもん」を観に行くことが出来るのか分からないが、「ドラえもん のび太の人魚大海戦」以降の作品は、映画としての出来不出来に関わらず、私にとってとても大切な作品だ。

第1作目である「ドラえもん のび太の恐竜」含めて全ての映画がDVDもしくはBlu-rayで鑑賞可能であるが、第5作目の「ドラえもん のび太の魔界大冒険」だけは権利の関係上、ビデオソフトではエンディングテーマがオリジナルの小泉今日子の「風のマジカル」から他の歌に差し替えられている。つまりオリジナルを観るためには当時のフィルムでの上映を待つしか方法がない。ドラえもん映画35周年を記念して神保町シアターで、過去の全作品が上映されると知った私は、電話でフィルム上映であることを確認した上で、平日の最終回の上映に駆けつけた。

話自体は、昔DVDで観て知っている。「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」も観ている。つまり私はエンディングのみを観るために、さっさと仕事を切り上げて神保町へと向かったのだ。劇場には私と同じ気持ちでやって来たのか、それとも大きなスクリーンで過去の作品を観たかったのか、大勢の人が詰めかけており、決して広くはない劇場の定員数分のチケットは、上映開始の40分前には早々と完売となってしまった。

私は魔界大冒険については、リメイク版よりも旧作の方が好きだ。新作での寺本幸代の繊細な演出は評価はするが、真保裕一の脚本は無理にドラマを作ろうとして、のび太と仲間たちの友情、信頼をストレートに表現できていない分だけ、ドラマの焦点がぼやけている。無難であることが特徴である芝山努の演出も、この旧作ではそんなに悪くはない。大きなスクリーンで改めて「ドラえもん のび太の魔界大冒険」本編を楽しんだ後、いよいよ「風のマジカル」が流れ、エンドロールが始まった。これからの数分のためだけに、今日は映画館に来たのである。

それにしてもたった何分かのために映画を観に来るのは、絶えてなかったことだ。数カットしか出演していない薬師丸ひろ子が目的で「戦国自衛隊」を観に行って以来かもしれない。いずれにしてもその日、映画館で「ドラえもん のび太の魔界大冒険」を観た人は、私も含めて全員が心から映画を楽しんでいたように思われた。狭い劇場は観客を乗せたタイムマシンとなり、スクリーンに映し出されるのび太の部屋の机の中や、映画が公開された30年前につながっていたようである。

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魔笛

Author:魔笛
大好きなものを綴った日記です

映画:ハリウッド映画からピンク映画まで
本:ジャンルを問わず小説が中心
食べ物:フランス料理とイタリア料理が好物
旅行:なかなか行けませんが欧州とアジアが好き

大好きなものを語る場合、時として辛口になることもありますが、愛情の裏返しということでご容赦下さい。また文中敬称略であることもご勘弁願います

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