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封切り日を心待ちにして初日に映画館に駆けつけることが、なくなってはいないだろうか

通勤で使っている都内の乗り換え駅には4月の初めの頃からであろうか、大きな「アメイジング・スパイダーマン2」の看板が壁に掛かっており、前作を楽しく見た私の関心をいやが上にも引く。「(500日)のサマー」は大好きな映画であるが、その時はマーク・ウェブが娯楽大作もきちんと撮ることができる監督であるとは気がつかなかった。もちろんきちんとした調査とリスク管理はしているのであろうが、実績のほとんどない映画監督に大作をまかせてしまうハリウッドのプロデューサーの力量と、TVドラマでのメイン監督を「劇場版」でもただ機械的に起用して映画もどきの作品しか送り出すことのできない日本のプロデューサーの能力の差が、今の邦画界の凋落を生んでいるように感じる。残念ながら「アメイジング・スパイダーマン2」は昨日の金曜日の封切りであったため映画館へと足を運ぶことはなかったが、たとえ仕事を途中で切り上げてもどうしても見てみたいという気持ちにまでは至らなかった。

思い起こしてみれば小さかった時、映画は娯楽としてもっと生活の中に溶け込んでいた。学校の休みが近くなると「東宝チャンピオンまつり」の封切り日を指折り数えて待った。「東映まんがまつり」も大きな楽しみの一つであった。初日は混むので少し空いてから見に行こうという両親に無理にお願いして、封切り日に映画館へと駆けつけるのが恒例であった。他の子供たちも同じことを考えるのか、劇場は多くの親子連れで溢れかえっていた。中学生、高校生になっても、封切り日を心待ちにして映画館へと駆けつけた映画が何本もあったように思う。大量の番宣で煽ることがなくても、インターネットで前情報を流すことがなくても、わずかな情報をもとに一刻でも早く見てみたいと思える映画がまだたくさんあった。

映画館で見るか一年遅れてTVで見るかの二つの方法しか存在しなかった時代と、Blu-rayやDVDを初めとしてオンデマンド視聴を含めて映画を見ることのできる環境が多様化した現在を比べること自体が間違っているのかもしれない。楽しかった子供時代という思い出のフィルターを取り除くことも必要であろう。しかしそれらの要素を十分に考えたとしても、映画自身が持つ魅力が減退していることも事実である。仕事をさぼってでも、決まっている予定を変更してでも、万難を排して映画館まで初日に見に行きたいと思わせる映画がないのである。今日もまた何本かの映画が公開日を迎えるが、見に行くことはないだろう。わくわくしながら初日を待つという長い間経験をしていないあの気持ちを、私にもう一度起こさせてくれるような映画の誕生をずっと期待している。
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映画館に行く事…

そうですね、子供の頃の「まんが祭」や「チャンピオン祭」に行くのは、映画を見に行くというより、イベントでした。封切り前に「割引券」をもらうとワクワクして両親に強請ったものです。時代が進むのも少し淋しい気がします。

Re: 映画館に行く事…

> 映画カッパ様

小さい頃映画館へ行くことは本当に楽しいことでした。あの時のドキドキした気持ちを、可能であれば再び味わってみたいと思います。

コメントありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
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魔笛

Author:魔笛
大好きなものを綴った日記です

映画:ハリウッド映画からピンク映画まで
本:ジャンルを問わず小説が中心
食べ物:フランス料理とイタリア料理が好物
旅行:なかなか行けませんが欧州とアジアが好き

大好きなものを語る場合、時として辛口になることもありますが、愛情の裏返しということでご容赦下さい。また文中敬称略であることもご勘弁願います

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